RGB映えするデザイン良し、打鍵感/打鍵音良しのキーボード『YUNZII AL65』購入レビュー


めちゃかわ、打鍵感、性能良しのキーボード手にれたぞ!!

RGBライティング、デザイン、キーキャップ全部が映えてます!!
でもデザインだけじゃなくて性能も非常に良いのでご紹介していきます。
YUNZII AL65のメリット・デメリット
YUNZIIの中では通常販売価格159.99USDと高価なだけあり、価格に見合ったかなり完成度の高いキーボードだと思います。VIAで変えられるものの初期設定の配列が使いにくいことと、無線時のMod-Tapに関して改善されると嬉しい…ですね!
同梱物


- 本体
- USB-C to A ケーブル
- 交換用キーキャップ(白、水色)
- 説明書
- セットアップカード
外観デザイン/ケース


何と言っても、奥側のホローデザインとそれを活かした360度RGBライティングが特徴。
右側が水色の透過キーキャップになっていてそこもRGBを透過するので非常に綺麗です。

個人的には水色か白で色を固定しまったほうがインテリア映えすると思います!
ホワイトモデルはオールホワイトではなく、ボトムケースがブラックですが、
圧のある感じではなく、引き締めに一役買っているなと感じ好印象です。
青みの強い寒色系のホワイトなので、ホワイトデスクにはもってこいですね!
ケースはCNCアルミニウムを採用しています。ホローデザインも相まってか重量はフルアルミニウムにしては軽く、1.06kgとなっています。タイピング時にずれるようなこともなくしっかりとした安定感はあります。
キーキャップ
PC素材の透明キーキャップと通常の白いPBTダブルショットキーキャップが標準搭載されています。
適度にザラつきが有り、長時間使ってもベタつくこともなくタイピングしやすいですが、
PC素材の部分は引っかかりやすいのでその点は注意かもしれません。

PCのところは通常タイピングキーでは無いのでそこまで影響はないかも
交換用キーキャップとして、白と薄いくすんだブルーのものが付属していて、
オールホワイトにしたりアクセントカラーを入れたりして楽しむことが可能です。

スイッチ


AL65はGateron Zero Liner SwitchとYUNZII Milk v2 Linear Switchの2つを選ぶことができます。

私はGateron Zero Liner Switchを選択しました!
理由はみんなmillk v2を選びそうだからですw
Gateron 0°というサイレントスイッチがありますが、こちらは別物です。
スイッチスペックを比較していきましょう。
Gateron Zero Linear | YUNZII Milk v2 | |
Type | Linear | Linear |
Pin | 5pin | 5pin |
Operating Force | 45±15gf | 40±10 gf |
Pre-Travel | 2.0±0.6mm | 2.0±0.5 mm |
Total Travel | 3.6mm Max | 3.6mm Max |
Stem | POM | POM |
Top Housing / Bottom Housing | PC / Nylon | PC / PA66 |
Spring | Stainless steel | Stainless Steel |
Pre-lubed | Yes | Yes |
LED | Yes | Yes |
似たような感じのスイッチではありますが、Milk v2のほうが軽く、PC / PA66ということでZero Linearよりは硬質な音がしそうですね。
対してZero Linearは一般的な荷重のリニアスイッチで、PC / Nylon なので、PA66より柔らかめで中高域よりの音が予想されますね。実際打鍵してみてもその印象は大きくは変わりません。

打鍵音は下に動画があるよ!
Zero Linearの話になりますが、すこし擦れるような個体もありますが概ねスムーズな押し心地です。軸ブレは大きく有りませんが、ボックステム採用のMilk v2寄りは大きいと思われます。
ですがタイピングに影響が出るようなガタツキでもなく気にするほどは無いかと。
どちらのスイッチもライティングの透過が良い構造になっていて、見た目に関してはこのキーボードに採用するにふさわしいスイッチのように感じます。
内部構造

プレートはPC、プレートにガスケットがついています。プレートはフレックスカットされていますが、Rainy75みたいな柔らかい感じでもなく意外と硬さを感じます。
PCBとPCプレートの間にフォーム/スイッチパッド/フィルムが挟まれており、しっかりと吸音対策した構造となっています。PCBの下にもフォーム/フィルムがあり、合計5層構造で吸音/調音対策されています。
フルアルミとしては軽いキーボードなので、打鍵音や打鍵感への影響が心配でしたが、
しっかりした構造のおかげで、ノイズや反響音もしっかり抑えられており良い打鍵音と打鍵感を楽しむことができます。

スペースバーの下にはシリコン素材の吸音処理も施されていていますね!
打鍵音/打鍵感

まずはGateron Zero Linear Switchの動画をご覧ください!
打鍵音は、タイピング時のキーキャップを撫でたときのカチャ付き音が目立つのと、ステム戻しのときのノイズも目立つなという感想でした。これはZero Linear Switchの影響なので、Milk V2で異なる感想になるかと思います。ケースの反響音やノイズ、スタビライザーの金属音などは総じてしっかり抑えられているので良好だなと感じました。
打鍵感は上でも書きましたが、思ったより硬質気味な感触ですが、
打鍵していて不快感などなく気持ち良い、心地よいという感想です。
打鍵音と打鍵感に関しては、軸ブレの少ないコトコト系スイッチと、もう少し厚めのキーキャップに変更することで改善が見込めそうだと思いました。

見た目が良いキーボードなので、変更するならスイッチかな?
ということでスイッチをHMX CANGLAN V2 LINEAR SWITCHに変更したものと、
Gateron Zero Linear Switchで打鍵音比較。
前半はGateron Zero、後半がHMX CANGLAN v2となっています。

打鍵音比較してみていかがでしょうか?
圧倒的に後半の方があらゆるタイピングノイズが少ないですね。
これがHMXのスイッチの出来の良さです!!!
HMX CANGLAN v2に変更することで、気になっていたカチャつきやノイズ類はなくなり、
スイッチの特性もあって非常にコトコトしたスムーズなタイピングへと変わりました。
キーリマップ
AL65はQMK/VIAをサポートしているので、VIAのWEBドライバーにて配列の変更が可能です。またライティング、メディアキー、マクロなどの設定も行えます。
Mod-Tapなどにも対応しているため、左右Altに「短押し入力切替、長押しAlt」のようなMac的な設定をすることも可能です。

ではVIAの設定をしていきましょう

歯車マークからShow Design Tabを有効にします。
公式サイトからJSON fileをダウンロード。

デザインタブからLoadでJSONを読み込ませましょう!

キーボードタブを押すとレイヤーが0から7までありますので、
ご自身のお好みに合わせて、カスタマイズを進めていきましょう!
デフォルトではFnキーを2回押すとFn1-12のレイヤーと数字レイヤーが切り替わるような設定になっていて使い勝手があまり良くないので、その辺もここで調整しましょう。

レイヤー2にFnキーを持ってきて、長押しで使えるようにしておくのが良いと思います!
Mod-Tapの設定はMAST DESIGNさんの記事が非常にわかりやすく書かれているため、
こちらをご参考にされると良いかと思います!またMilk v2を搭載したAL65のレビューもされているので気になった方は御覧ください!
まとめ
キーボードの作り自体は非常によく、筐体クオリティと機能の良さを感じました。
Milk v2は試していませんが、Gateron Zero Linear搭載モデルに関しては、打鍵音のカチャカチャが目立ち、せっかくの作りの良さが少し損なわれていると思います。
ホローデザインを採用した見た目は非常によく、
スイッチを変更すればかなり心地よいタイピング体験を得られます。

デフォルトでも悪いわけではないですよ!
フルアルミで、Tri-Mode接続あり、技適取得済みでMod-Tap対応のキーボードで価格も通常時155.99ドルなので、非常にお手頃なキーボードだと思いました。
現在AL65のAmazon商品ページは用意されていますが、入荷はまだのようです。
YUNZII公式サイトやMechKeysなどでは購入可能ですので気になった方は御覧ください!
セットアップギャラリー



