2.4Ghz無線対応なのに5000円!?QCY Heroad V200使用レビュー
はじめに

こんにちは、c1trusです!
今回は「QCY Heroad V200」をレビューしていきます。
軽量で7.1chバーチャルサラウンドに対応し見た目もかわいく、2.4Ghz/BT無線対応なのに5000円という価格のヘッドセットが一体どのような製品なのか、詳細に見いていきましょう!
※レビューにあたりQCY Japan様より、製品をご提供いただきました。

主な仕様
メリット/デメリット
同梱物
装着感、重量、デザイン

276gでヘッドセットとしては軽量な部類です。
側圧も強くなく、装着感は快適な方ですので、長時間つけても疲れにくいです。
イヤーパッドやヘッドバンドのクッションの質感が
肌触り良く柔らかいのも良いですね。
レザー素材なので時期によってはムレとか気になるかも?
LRが中に書いてあるのはポイント高いです!


デザインやカラーはシンプルで、いろんなゲーム環境に合わせやすいですね。
作りが価格相応で剛性があまりなくプラスチック感は漂いますが、
5000円なのでそんなものかなとは思います。

QCYのロゴかわいいよね!
音楽鑑賞、ゲーム使用について

音は価格相応、もしくは同じ価格帯の有線のものだと上は結構いるかなというのが正直なところです。
ただそのチューニングのおかげか、
FPSでの音の認識は結構いけます。
音の傾向としては
- 高音域が強く、低域に向かって控えめになっていく
- レンジは広くない。ローミッドあたりがかなり弱い。
- 50mmのダイナミックドライバー採用なので、音の鳴り方は良い
- 若干左右に伸ばされたような感覚で、位相が良くない時がある
- 解像度は高くない
- 音の立ち上がりと減衰は早めかつ、余韻が少ないのでFPSに良い
といった感じ。
「音楽鑑賞や映画、アニメの鑑賞で使用し、RPGやパーティー系ゲームする」みたいなシーンにはEQの調整が必要だと思います。
EQの調整ができれば、音の鳴り方は良いので
ポテンシャルを活かせ、上のようなシーンでも利用できるでしょう。
デフォルトチューニングとEQのプリセットは使いにくい音色が多いので、
ご自身で好みの設定にするほうが良いでしょう。
そういった意味でエントリー向けの製品ですが、
エントリー層には少し難しい、活かしきれないのかなと思います。
FPS向けのチューニングについてはこちらで解説していますが、
- 音の減衰や立ち上がりが速め
- 余韻が少なめ
という点から、デフォルトのチューニングはわりとFPSに利用可能だと思います。
また遅延に関しては優秀で、FPSプレイに問題ないレベルです。
接続も比較的安定していると思います。
少し銃声の高域が刺さる傾向にありますので、
EQのチューニングは必要ですが、この価格帯では比較的聞きやすいと思います。
7.1chバーチャルサラウンドについては、
位相がおかしくなるようなことはないですが、
単純に音は劣化するので、利用しないのが無難かなと思います。
マイク性能

まずは音声をご確認ください!

無加工になります。
ちょっとラジオ感がつよいですね。
周波数レンジをみると8khz以上がバッサリ切られていたり、
マイクの品質はあまりいいとは言えないです。
ただ通話で使えないようなレベルではないので、
最低限という感じかなと思います。
アプリについて
こちらから、QCY Heroad Driver Tri-Mode Editionをダウンロードしましょう。
QCY Heroad Driverを起動すると以下のような感じで、
EQや7.1ch、スマートボリューム、ダイナミックベースなどのエフェクトを利用可能です。
マイクにもエフェクトが利用可能で、
マジックボイス系やノイズリダクションのエフェクトを掛けることが可能です。

さいごに

今回はQCY Heroad V200を詳細にレビューしました!

5000円でTri-Mode接続対応、FPSで問題ないレベルの低遅延を実現しているのは、非常に魅力的です。装着感も良いです。
一方で音質面では課題点が複数見られ、EQなどで改善は可能ですが、
もう少しチューニングを改善する必要があるように感じます。
では!

