面白い発想が多く見られるChilkeyの挑戦作「Chilkey ND104」使用レビュー

こんにちは、c1trusです。
今回はChilkeyの新作フルサイズキーボード「ND104」をレビューします。
- Tri-Mode接続
- 電卓や情報を表示できるLCDスクリーン
- クイックリリースでのカスタム性
- 3種のマウント切り替え
など…多種の機能を搭載したフルサイズキーボードは一体どのような製品となっているのか、
詳しく見ていきましょう!
※レビューにあたりChilkey様から製品をご提供いただきました。
※本レビューで使用しているケーブルは純正ではありません。
ケース

筐体はCNC加工の6063アルミニウムを使用。
非常に目の細かいAnodized加工で、
スムースでマットな表面となっており、高級感があります。
カラーは6色展開。
重量は2.225kgでしっかりとした重量感があり、
打鍵音の厚みに寄与しそうですね。
アルミなのでチルト角度は固定。
前面の高さは20mmなので、標準から少し分厚めぐらい。


チルト角度がある程度ついているので、そこまで前面の高さは気になりませんが、個人的にはあと2mmぐらい前面は低いほうがタイプフィーリングはいいと思います。
背面はライティングバーとドングル収納が存在します。
くるっとひっくり返すと、ドングルが出てきます。


収納がおしゃれ~!!!
接続形式
BT/2.4GHz/有線のTri-Mode接続となっており、
それぞれショートカットキーで切り替えることが可能です。

VIAでショートカットキーも変更できるので自由自在!
なんですが、技適がサンプル版では見当たらなかったので、製品版でどうなるかが日本での使用は肝かもしれません。
スクリーン・ノブ・ボタン
スクリーンでは時計やタイピングしている文字が表示されたり、
Fn + Knobで表示する情報も変更できたりします。



ノブはデフォルトでは、Vol up/Vol down/Muteが割り当てられています。
こちらもVIAでカスタムすることが可能です。

またFn + ボタンで電卓を起動することができ、
キーボード上のみで電卓を使用することも可能です。


画面の下にテンキーがあるので、ちょっとした計算をしたいときにもサッと電卓使えるのは面白いですね!
テンキー正直使い道があまりない僕でも、
こういった機能性があれば使用することが増えそうです。
ストレージ
キーを取り外して、ストレージコンポーネントを装着することも可能。


面白い発想ですが、使い道は難しい…
個人的にここはモジュラー式で他にも色々入れ替えられたり、スクリーンがここに大きくあっても使いやすかったんじゃないかなと思います。
内部構造
ボールキャッチシステム・pogoピン
ボールキャッチなのでツールレスで分解可能…ではあるのですが、
右上のノブだけ六角レンチで外す必要あり。
pogoピンなので取り外しは楽です!
ただPCB側のピンがPCB直付けではなく、
ケーブルの先についているので少し扱いづらいです。


マウント
PCBガスケット、プレートガスケット、トップマウントをカスタムで変更可能です。




プレート・スタビライザー・PCB
PCBは1.2mmのFlex-Cutとなっています。

FR4のNon-Flex-Cut Plateとプレートマウントスタビライザーが採用。
スタビライザーはファクトリーでルブがされていますが、
多少箇所によってルブ量に差があるのは気になるところ。

ルブ所以のノイズはほぼ感じないので、品質的には問題ないと思います!


吸音/調音
ボトムはIPXE、Poron系フォームがあります。
バッテリーとはアイソレートさているので、自由にカスタムしても影響はなく良いです!
フォームがべったり糊付けで外そうとすると破れそうになるのは少し残念。
プレートの間にはPoron,IPXE,PETで吸音、調音されています。



キーキャップ
実測1.4mmのDouble Shot PBT採用。
厚みは標準程度。Double Shot PBTなので印字ハゲやテカリはあまり心配なし。
質感はサラサラしており、肌触りがよく、
バリなども無いので、ストックとしては十分だと思います。

キースイッチ
WS Breezeを採用。
PA/PA66のハウジングにPOMステムの定番スタイル。
音は薄めのClackyで心地よいです。
トップアウトが少し大きめで、ボックステム系特有の共鳴は感じます。

実測3.9mm。ちょっとズレは大きめか?

ロングポールで先端が細く尖り気味。そのため少しソリッドな音。
ロングポール、ロングスプリングで荷重変化は少なく、数値よりは軽く感じる。
軸ブレはタイトで、ステム戻りも良好、タイプフィーリングがいいです。




ステムの外側、ポールに少量のルブ。ボトムにちょっと多めにルブがありました。
潤滑は十分で非常にスムーズ。
打鍵音・打鍵感

動画で確認していきましょう!
All FoamのGasket、Top-Mountはどれもしっかりとした音が出ています。
ケース内の共鳴は抑えられており、打鍵感も硬すぎず適度な硬さとなっており、
タイピングフィーリングも良いと思います。
トップマウント時はさすがに少し硬さを感じますが、
長時間のタイピングで疲れてしまうようなレベルではないです。
音はフォームありでもClacky寄りのクリスプなサウンドに調整されています。
結構鳴るのでいいですね!
フォームレスサウンドですが、
やはりPCBがフックスカットであるため、音が極端に薄くなる傾向です。
タイピングのフィーリングは良く、ケース内共鳴も無いのは素晴らしいです。
ただ深みのない薄いサウンドになってしまうので、基本的にはフォームありで調整することをオススメします。

ストックの状態からマウントだけ変更するのが個人的にオススメの調整です!もちろんスイッチのホットスワップもいいと思います。
キーリマップ、ライティング
VIA対応。
jsonをダウンロードしてくる必要はありますが、
VIAにてフルプログラム可能です。
ライティングもVIAから変更可能。
さいごに


今回はChilkeyの新作「ND104」を詳しくみていきました。
フルサイズキーボードの人気が低迷気味の中、
面白い発想で付加価値を提案するコンセプトが気に入りました。
ストックの状態でサウンド、タイプフィーリングが良く調整されており、
カスタムの余地も残されているためキーボード沼の方も扱いやすいでしょう。
Flex-CutではなくNon-FlexCutのモデルがラインナップされると、
更にカスタムの幅が広がり楽しめると思うので、ぜひオプションで用意して欲しいところ。
では!

