キーボード

1万円切りでVIA、Tri-Mode対応!「Smackape Impact80 JIS」

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はじめに

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こんにちは、c1trusです。

今回は新作メカニカルキーボード、「Smackape Impact80 JIS」を詳細レビューしていきます。

非常にかわいいキーキャップを備え、1万円切りでVIA/Tri-Mode接続にも対応した本製品が、
一体どのような商品となっているのか、詳しく見ていきましょう!

※レビューにあたりKIBU様から商品をご提供頂きました。

主な仕様

主な仕様
  • 80%TKL JIS配列
  • Tri-Mode(有線/BT/2.4GHz)接続対応で技適あり
  • Kailh/BSUN/Originalの高品質リニアスイッチ採用
  • シリコンガスケットマウントと4層のフォームによる調音
  • フレックスカット採用のプレートで柔らかい打鍵感
  • QMK/VIA対応でフルプログラム可能
  • ホットスワップ対応

機能について

ソフトウェア/ドライバー

QMK/VIAに対応していますので、VIAから各種設定が可能です。

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VIAでキーリマップを設定する際は有線で!

KIBUから提供されている、jsonをダウンロードしておきましょう。
(※発売後にダウンロード可能になると思います。)

ファームウェアも最新にしておきましょう。

VIA接続まで

歯車のタブから「Show Design tab」をON。

筆のタブから「Load Draft Definition」を選択し、ダウンロードしたjsonをロード。

「Show Keyboard Definition」からロードしたものを選択。

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機種名やシリアルになってることが多いよ!

キーボードのタブからAuthorize Deviceを選択し、
ポップアップからHIDデバイスの接続を許可します。

ここまで完了すると、VIAにて各種設定変更が可能になります。

キーリマップ/各種設定

レイヤーは「0,2」Windows、「1,3」Macがデフォルトです。

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Win/Mac切り替えは背面の物理ボタンで可能です。

各キーのキーリマップをはじめとして、メディアキー(音量とか)、ライティング、マクロ、
コンビネーションキー…など、多数のものがキーに割り当て可能です。

お好きなキーマップにどんどん変更してしまいましょう!

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各社QMK互換で設定ができても動かない場合がありますが、
Mod-Tapなどもちゃんと動きます。

デフォルトでFnレイヤーに割当されているシステムキーも基本的に変更は可能で、
変更してもちゃんと機能します。

Fn+1,2,3,4でBT/2.4Gのデバイス切り替えが可能です。これも変更可能。

ハードウェアについて

接続方法

Tri-Mode接続対応です。
背面のスイッチでそれぞれ切り替え可能。

有線、2.4GHz、BT3台での接続が可能となっており、
ショートカットキーで接続先デバイスの変更が可能です。

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先述の通りショートカットキーも変更可能!

技適もしっかり取得されているので、問題なく使用可能です。

バッテリー

Standard/Proは4000mAh、Ultraは8000mAh搭載です。

RGBをOFF/BT接続であれば、400mAhで経験上1ヶ月程度は持つかなと思います。
2.4Ghzだとちょっと短くはなると思います。8000mAhならもっと持ちます。

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こういった日常的に使用するキーボードのバッテリーを気にしなくていいのは良いですね!

ケース

プラスチックABS採用です。
プラなので見た目に高級感はあまりなく、THEプラスチックな感触と見た目ではあります。

ただ重量感はあってしっかりしていますし、
バリなどはなく価格を満たすクオリティであると思います。

チルトは3段階あります。
ここはプラスチックケースのいいとこですね!

チルトの足のところにドングル収納もありますね。

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物理的に邪魔にならない位置で、取りにくい位置じゃないのがプロダクトデザイン的にいいなと思いました。

キーキャップ

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サーモンカラーリングがかわいい…!!!!!

Double shot PBTを採用。テカリや印字ハゲはあまり心配しなくていいですね。

実測は1.2mmで少し薄めになっています。
ABSほど明るく開けた音がするわけではないですが、それなりに軽い音がします。

キースイッチ

Standard / Pro / Ultra で採用のスイッチが異なります。
全体的にスペックは似通っているので、音の傾向は近しいと考えられます。

Polarだけちょっと荷重が軽いです。

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今回はStandardなので、BSUN製のPolarをレビュー。

BSUN Polar
Operating Force40gf(±5g)
Pre-travel2.0mm(±0.4mm)
Total Travel3.6mm(±0.4mm)
StemPOM
HousingPC (Top) & Nylon (Bottom)

素材構成は定番の構成ですね。
中音域である程度鳴りそうな予感。

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分解して見ていきましょう!

トラベルは実測値3.6mm。

スプリングは実測20.6mmのシングルステージですね。ステムの全長は実測13.2mmです。

ロングスプリング、ロングポールなので荷重の変化が少なく、底打ちも柔らかめです。

写真では分かりにくいですが、ステムとポールに少量のルブがされています。
天付きも程よく抑えられ、感触もスムーズです。

軸ブレは少々ありますが、タイトな部類。

一部個体に微妙にバネのノイズを感じる時がありますが、
全体的に音や打鍵感において品質は高めだと思います。

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音は中音域で、音量もそこそこあります。
個人的にはフォーム無しで鳴らしたいスイッチ。

内部構造

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中身を分解して内部構造を見ていきましょう!

※マイナスドライバーやヘラなどでツメを外すと解体できますが、本体へのキズやツメ破損の恐れがありますので、推奨はしません。

プレートはPCを採用。(モデルによってはFR4採用もあります。)
フレックスカットされております。

PCプレートとPCBの間にはIPXEシートとPoronのフォームが挟まっており、
底面にはPoronのフォームが敷かれています。

フォームをめくると底面になっているのですが、
その下にプラ1枚挟んでバッテリーとシリコンのフォームが入っています。

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セパレートされて干渉がないのはいいですね!

スタビライザーはプレートマウントを採用。ルブされていて金属的なノイズなどはありませんが、一部ルブが多くて重くなってるところがありました。

ガスケットマウント採用で、シリコンのガスケットは少し変わった形をしています。
プレートの周囲にこれらが装着されることで、ガスケットマウントされています。

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分厚いガスケットに見えるのですが、底面の突起が内部に侵入する仕様になっているので、実際はそこまで分厚くクッション性をもたらすガスケットではないです。

打鍵音/打鍵感

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まずは動画で打鍵音をご確認ください!

アルファ、modの打鍵感や打鍵音が結構均一になるよう調整されています。
どこでも不快な音はほぼなく、安定しているのはこの価格帯では非常に良いです。

ケース内の反響は、ほぼ感じません。

スイッチのリバウンドも早く、スタビライザーの反応も良いです。
高速なタイピングにも付いてこれるので、快適な打鍵感をもたらしてくれます。

All Foamでフレックスカットで少し逃がしてるとはいえ、少しコツコツが強調されているのは気になるところです。

ある程度スイッチが鳴るので、解体を許容できるなら、
プレートフォームだけ抜いにてあげてもいいかもしれません。

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All Foamならスイッチをもう少し低音寄りで鳴りにくいものに変更してあげてもいいかも。

結論

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今回はSmackApe Impact80 JISを詳しくレビューしました!

VIA対応でフルプログラム可能、Tri-Mode接続対応(技適あり)、そしてこのクオリティの打鍵感や打鍵音を1万円以下で実現しているのはすごいことだと思います。しかもJIS配列。

日本ではまだまだJIS配列の需要が高いので、
日本のエントリー層、入門機としてぴったりですね。

プラスチックって感じの見た目と音はしますが、それは好みの面が大きく、
このケースで可能なチューニングは上手く行われている印象です。

では!

商品リンク

http://kibushop.com/products/smackape-impact-80

https://amzn.asia/d/1p47nLI

ABOUT ME
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Device Reviwer / Composer / IT Engineer
本職はITエンジニア。 並行して作曲活動、デバイスレビュー、インテリアデザインなども行っております。 2024年より本格的にSNSにて、カスタムキーボード/デスク/ルームセットアップやデバイス関連のレビューの投稿をはじめ、暮らしを彩る情報を発信しております。 2025年に本ブログ「しとらするーむ」を開設。
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