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2万円レンジの優等生サウンド「JUZEAR x KOTO Nebula」使用レビュー | AliExpress11.11独身の日セール

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こんにちは、c1trusです!

今回はJUZEARと日本のオーディオレビュアー「KOTO(かじかじ氏)」のコラボレーションIEM「Nebula」をレビューしていきます。

Nebulaは、1DD + 3BA + 1Micro-Planarの計5ドライバーを搭載したトライブリッド構成の有線イヤホン。

4Wayクロスオーバーと4本の独立音響管を採用し、
低域・中域・高域それぞれに異なる方式のドライバーを組み合わせているのが大きな特徴です。

しとらするーむでは一般的な音質評価だけでなく、

「音楽鑑賞・モニター」
「ゲーム」

という視点から詳しくチェックしていきます。

同じイヤホンでも、

「音楽を気持ちよく聴くための性能」
「FPSで情報を分析するための性能」
「制作時に音を正確に判断するための性能」

これらは必ずしも一致するものではありません。

そのあたりも含めて、Nebulaがどのような性能を持ったイヤホンなのか詳しく見ていきましょう。

※本製品はAliExpress様からの提供品です。
※音質や装着感には個人差があります。

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主な仕様

項目仕様
製品名JUZEAR × KOTO Nebula
ドライバー構成1DD + 3BA + 1Micro-Planar
低域ドライバーMACCD 多層アモルファスカーボン複合振動板ダイナミックドライバー
中域ドライバーカスタム設計BAドライバー
高域ドライバー専用Micro-Planarドライバー
クロスオーバー4Wayクロスオーバー / 4独立音響管
周波数特性20Hz~20kHz
インピーダンス32Ω
感度110dB ±1dB
コネクタ0.78mm 2Pin
プラグ3.5mm / 4.4mm 交換式
ケーブル6N 銀メッキOCC / 400芯(100芯×4)
シェル素材レジン
重量約6.1g(片側)
参考価格約23,000円前後

1DD + 3BA + 1Micro-Planarというトライブリッド構成で、低域をダイナミックドライバー、中域をBA、高域をMicro-Planarが担当します。

さらに4Wayクロスオーバーと4本の独立音響管を組み合わせており、単純にドライバー数を増やしそれぞれの帯域ごとに担当させるだけではなく、ドライバーから耳に届くまでの道筋が帯域ごとに用意されており調整ができるという構造です。

低域系 ───────── 音導管① ─┐
中域系 ───────── 音導管② ─┤
中高域系 ──────── 音導管③ ─┼→ ノズル → 耳
高域系 ───────── 音導管④ ─┘

イメージはこんな感じ。

試聴・検証環境

今回は以下の環境で検証しています。
Amariのインピーダンスマッチングを利用して出力側インピーダンスを0Ωにして試聴しています。

オーディオ環境

項目使用機材
DAC / AMPAntelope Audio Amari / Fosi Audio MD3
接続3.5mm / 4.4mm
ケーブル純正
イヤーピースSedna Earfit Crystal 2
音源Spotify Lossless 44.1kHz/16bit

ゲーム環境

項目内容
使用タイトルVALORANT
ゲーム内オーディオ設定特になし
空間オーディオOFF

特に記載がない限り、音質評価は上記環境を基準としています。

付属品

付属品は以下の通り。

・イヤホン本体
・6N 銀メッキOCC 400芯ケーブル
・3.5mm / 4.4mm交換式プラグ
・シリコンイヤーピース2種(各S / M / L)
・フォームイヤーピース1ペア
・キャリングケース
・取扱説明書

ケーブルは最初から3.5mm / 4.4mmの交換式プラグに対応していて、イヤーピースも3種類付属。

別途ケーブルやイヤーピースを用意しなくても、購入した状態から接続機器やフィッティングに合わせて使いやすい内容になっています。

デザイン・構造・ビルドクオリティ

フェイスプレート

Nebulaという名前の通り、星雲をイメージしたフェイスプレートを採用。

レーザー反射ベース、マイクロプリント、虹彩屈折を組み合わせたデザインで、
光の当たる角度によって見え方が大きく変化します。

個人的には虹彩屈折の安っぽさ感はあんまり好みではないですが、
コンセプトにはあったデザインではあると思います。

シェル

シェルはレジン製。
内部には1DD + 3BA + 1Micro-Planarの計5ドライバーと、4本の独立音響管が収められています。

重量は公称で片側約6.1g。
シェルの大きさは5ドライバーであれば一般的なサイズ感。

音響構造

Nebulaは低域・中域・高域に異なる方式のドライバーを使用したトライブリッド構成です。

低域にはMACCD(Multi-layer Amorphous Carbon Composite Diaphragm)ダイナミックドライバー、中域にはカスタムBA、高域には専用Micro-Planarドライバーを搭載。

さらに4Wayクロスオーバーと4本の独立音響管によって各ドライバーの帯域を分担しています。
各帯域のキャラクターだけでなく、ドライバー間の繋がりや定位、トランジェントの統一感も気になるところです。

ケーブル

純正ケーブルには6N銀メッキOCCを使用した400芯構造のケーブルを採用。

0.78mm 2Pin接続で、プラグ部分は3.5mmと4.4mmを交換できます。
Nebulaは1本の純正ケーブルで両方の接続に対応できるのが良いですね!

ケーブルの硬さは標準的で特に取り回しにくさは感じません。
タッチノイズは大きくないです。

装着感

重量は片側約6.1gと、5ドライバー構成としてはそこまで重くありません。

ノズルがちょい長めで耳の奥に入ってきますが、装着感は良く密閉状態を生みやすいので、
人による音のブレも少ないと思います。

長時間使用

数時間使用していても装着感が良く、耳の痛みはありませんし、疲れもほぼないです。
耳の奥に入ってくるのでそれが苦手な人は注意かも。

遮音性

メーカー公称の遮音性能は26dB。

音楽を聞いていない状態ではキーボードの音とかはある程度抜けてきます。
部屋で音楽を聞いている状態では、PCのファンやキーボードの音などはほぼ聞こえないです。

密着性が高くしっかり遮音されています。

音漏れ

普通の視聴音量、密閉された装着状態では音漏れするようなことはないです。

音質・チューニング評価

ここからは、音楽鑑賞・モニター用途としてのNebulaの音質をチェックします。

全体的な音の傾向

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Nebulaの音を一言で表すなら、

「幅広いジャンルを聞きやすいサウンドで聞ける優等生」

という印象です。

全体のバランスとしては弱ドンシャリ感のあるW字型で、ニュートラルよりも少し温かさを感じます。
日本人は好きなサウンド傾向だろうなと思います。

低音

低域はMACCD多層アモルファスカーボン複合振動板を採用したダイナミックドライバーが担当します。

低域の量感は普通ぐらい。
ただしっかり低域のエネルギー・空気感は感じられる量感です。

変に盛ったような感じもなく自然。

低域の解像感や深みも感じるし、低域のトランジェントも立ち上がりが速く反応が良い。
混濁もあまり感じないです。

サブベース

聞こえなくはないが、量感は多くなく、沈み込みやサブベースが作り出す土台は感じづらい。
EDM系では少し帯域によっては躍動感、沈み込みの面で物足りなさはるかも。

ベース

キックやフロアタムの低域のパンチや空気感をタイトに鳴らしてくれます。

量感としては多くないので足らないと感じる人も一定数いると思いますが、
十分に存在を感じますし、これ以上出るとローミッド帯との干渉も出てくるのでいい塩梅。

ベースとキックの混濁もなく棲み分けできています。

ローミッド

こちらもほどよい量感とキレ。

スネアやタムの胴鳴りがもう少し出てきて欲しい感はありますが、
しっかり聞き取れ土台を支えながら、リズム感を感じやすい印象。

スピード・収束

低域のトランジェントは立ち上がりが速く反応が良いです。余韻も膨れません。
タイトではっきりした低音って感じ。

中音

Nebulaでは中域を3つのカスタムBAドライバーが担当します。

ボーカル

中域はボーカル中心ではありますが、めっちゃボーカルが出てくる感じではなく、
中心で程よく鳴ってる印象があります。

距離感も適度な距離感で鳴っていて、近くはないです。

女性ボーカルは抜け感や空気感を感じやすく、ヨルシカとか聞いてて気持ちいいですね。
男性ボーカルもしっかり量感と厚さはあるものの、女性ボーカルよりは凹む気がしますね。

楽器

ギターのカッティングのキレや、歪みの非常にジューシーな部分の再現が良くて気持ちいいです。
肉厚なギターってほどではないですが、しっかり量感も感じられてGood。

スネア等ドラムの皮鳴りのアタック部分もキレが出る程度にしっかり出ていて良いです。

ギターとピアノとボーカルはしっかりと判別できて混濁は少なく、
どれもがしっかりと一定以上の量感と表現力を持っています。

高音

高域にはMicro-Planarドライバーを採用。

プラナーのおかげで各楽器やボーカルなどの躍動感・空気感・音の粒子の細かさが上手く出ていて、
かなりこいつの仕事が大きいように感じます。

ギターの歪みの粒子の細かさも上手く表現されている。

シンバルなどの金属音の伸びや、SuperSaw系のシンセ、ストリングスの伸びもキレイです。

ちょっと楽曲によってはボーカルの高音やシンセがシャリつく印象はあり、
物によってはちょっと聞き疲れするなとは思います。

歯擦音やブレスがMixの状態によっては刺さる場合はありますが、
基本的にはそれによって聞きづらいことはそんなにないです。

ただこのへんはDAC・アンプのチップや駆動力によってはちょっと落ちます。
ちゃんと鳴らせると出てくるかも。

音場・解像度・定位・トランジェント

解像度

特にプラナーのおかげもあると思いますが、音の粒子の細かさを感じます。

それによる空気感のディティール表現が綺麗なので、
この価格帯でもトップクラスに解像度は高めだと思います。

分離

各楽器の存在やフレーズをしっかり聞き分けられるような分離感はありつつ、
しっかり楽曲として纒まって聞こえるようになっています。

繋ぎはしっかりキレイで、かつそれぞれが聞き取れるという感じです。

定位

定位や各ドライバーによる位相には違和感を感じません。
各楽器のパンは正確に位置しているように聞こえます。

音場

ある程度の広さ、空間を感じることができます。めっちゃ広い感じではないです。

左右に引き伸ばされてる感じではなくて、奥行きの3次元的な広がりを感じることができます。

トランジェント

立ち上がりが速く減衰は早め、低域と高域のアタック感のズレなどは感じず、
リズムはタイトにノリが良く聞こえます。

ダイナミクス

のっぺり平面的に聞こえるようなことはなく、ある程度の表現力を持ち合わせています。

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音楽鑑賞においては、非常にどのジャンルにおいても優等生で聞きやすいサウンドです。
ノリが良くはありつつ、聞き疲れしにくい派手さに抑えられていますし、破綻しにくいチューニングです。

制作視点ではMixだと味付けが濃いかなとは思います。自身がMix、マスタリングをした音源を聞いてみると、粗がなんかいい感じに補正されて聞こえるのと、ここもうちょっと出てたよなみたいな帯域が出てきたりします。逆にマスタリング確認のリスナー視点や作曲時のテンションを出すためには良いなと思います。

FPSゲーム視点

続いてゲーム用途。
主にVALORANTで確認しています。

足音の聞き取りやすさ

足音はしっかり聞き取れます。
立ち上がりと減衰が速いのであまり混濁するような感じもないです。

音の距離感・方向

距離感は3D的に把握できます。
近くの砂の上なのか、コンクリートの上なのかみたいな情報も取れます。

情報量が多い場面

複数のスキルや銃声が混じる部分では少し高音域が刺さるような感じはあるものの、
何処でどういう音が鳴っているかの把握は、多少の混濁はあるもののできます。

爆発音・銃声

爆発音や銃声の低域が足音をマスクするようなことは感じられませんでした。
銃声は少し高音域が刺さる可能性があります。

良かったところ

良かったところ
  • どんなジャンルでも80点を出せる優等生サウンドチューニング
  • 重量含め、装着感も良く長時間安定して聞くことができる
  • 2万前半でのこの粒子の細かい音や空気感の表現、リズム帯の躍動感の表現は非常に価値がある
  • 3.5mm / 4.4mm プラグ交換式ケーブルが標準付属、イヤーピースも3種付属
  • FPSゲームでもあまり混濁がなく情報の取得が行いやすい

気になったところ

気になるところ
  • 優等生が故にこの曲のここの帯域が欲しいとか、こういうアタック感が欲しいみたいな物足りなさは生まれる
  • 少しノズルは長めで耳の中に入ってくるため、そういった装着感が苦手な場合は注意
  • FPSゲームを含み、少し高音がシャリって刺さる場合もあり

最終評価

評価項目評価
ビルドクオリティ★★★★☆
装着感★★★★☆
音★★★★★
コストパフォーマンス★★★★★

用途別

用途評価
音楽鑑賞★★★★☆
FPS★★★★☆
その他ゲーム★★★★☆
制作・モニター★★★☆☆

総合評価

★★★★☆ 4.0 / 5.0

さいごに

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今回はJUZEAR × KOTO「Nebula」をレビューしました。

Nebulaは派手さはないものの、音楽も非常に聞き馴染みやすいチューニングになっています。

何かにフォーカスを当てたようなチューニングではなく、弱ドンシャリなチューニングで透明感がありつつ、適度のな厚みの中域と出すぎないタイトな低音を聞かせてくれます。

約2万円前後の予算ではじめてのちょっと高級な有線イヤホンにもいいですし、沼に使ってる人間でも楽しく聞けるイヤホンに仕上がっていると思います。

では!

商品リンク

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Device Reviwer / Composer / IT Engineer
本職はITエンジニア。 2024年より本格的にSNSにて、カスタムキーボード、ゲーミングデバイス、デスク関連のレビューを投稿開始し、情報を発信しております。 2025年に本ブログ「しとらするーむ」を開設。
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