キーボード

テンキーだけじゃない!?打鍵感に優れた左手デバイスとして使えるテンキー「EPOMAKER EK21」

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今回はEPOMAKERのテンキーEK21をレビューしていきます!

QMK/VIA対応でフルプログラマブル
ワイヤレス対応のテンキーがどういった使用感なのか、
レビューしていきます。

またレビューにあたり、EPOMAKER様から商品をご提供いただきました!

仕様

主な仕様
  • VIA/QMK対応21キーのテンキー
  • プログラム可能なダイヤルノブ
  • ホットスワップ、レイアウト変更対応
  • Tri-Mode接続対応
  • ガスケットマウントによる良質な打鍵

機能について

ソフトウェア/ドライバー

VIAに対応しており、フルカスタマイズ可能です。

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VIA対応のテンキーはカスタマイズ次第で左手デバイスへ早変わり…!

VIAで編集できるようになるまで

まずは、こちらからEK21のjsonファイルをダウンロードしましょう。

VIAを開いたら「歯車」のマークを押して、Show Design tabをONにしておきましょう。

次に「ブラシ」のマークを押して、「Load」を選択し先程ダウンロードしたjsonファイルをアップロードします。

Show Keyboard DefinitionからEK21を選択しておきましょう。

次に、「キーボード」のマークを押して、Authorize Deviceを押します。

EK21を選択し、接続を押します。

ここまで行うと接続完了して、キーのカスタマイズが行えるようになります。

キーリマップ

初期ではレイヤー0と2にテンキーやライトのショートカットなどが登録されています。

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Macroやコンビネーションキー、メディアキーを登録することで、
テンキーとしてだけではなく、作業用左手デバイスとして活用することができます!

ダイヤルをクリックするとダイヤルの設定変更が可能です。
初期値では、VOLUMEの上下と押し込みでMuteが設定されていますね。

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動画編集のタイムラインの拡大縮小などに変更しても便利ですね!

またレイアウト変更も可能で、ダイヤルを普通のキーに変更したり、
2UのBackSpaceに変更したりも可能です。

ライティング

ライティングのタブで、色やエフェクトの設定が可能です。

マクロ

ここでマクロを組むことが可能です。
操作をレコードしてマクロを作成した後、キーにアサインすることで使用可能です。

ハードウェアについて

ケース

ABS製でマットな質感です。
作りは頑丈でキレイですが、高級感があるような質感ではありません。

チルト

チルトはありません。
固定チルトになります。

接続方法

有線、BT、2.4GHzのTriMode接続対応で、技適取得済み。

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背面のスイッチで接続モードの切替が可能です!

キーキャップ

1.5mm厚のDye-Sub PBTを採用。Cherryプロファイル。

しっかりした厚みで肌触りもよく、程よくトップアウトの音を抑えています。

キースイッチ

EPOMAKER Wisteria / Zebra 2種類のリニアスイッチから選べます。

ZebraWisteria
Actuation Force40±5gf38±5gf
Bottom-out Force45±5gf45±5gf
Pre-travel1.8±0.3mm2.0±0.4mm
Total Travel3.8mm3.6±0.4mm
StemPOMPOM + PTFE
HousingPC (Top) & Nylon (Bottom)PC (Top) & PA66 (Bottom)

ZebraとWisteriaに大きな差はなく、
ボトムハウジングとステムの素材配合に若干の差があります。

音に若干差はでてくると考えられますが、
似た系統の音はしそうですね。

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今回はWisteriaモデルの提供ですので、
Wisteriaをレビューしていきます。

実測値でスプリングは20mmのシングル、
ステムは13.3mmです。ルブはステムに適度な量されています。

ロングスプリング、ロングステムなので、
荷重が少し軽く感じ、底打ちも少々柔らかめになっていますね。

ファクトリールブの品質は悪くなく、多少個体差はありますが、
擦過音やスプリングのノイズなどもほぼありません。

軸ブレは最近のスイッチと比べると、ルーズで大きめ。

内部構造

マウント方式はガスケットマウント。

フレックカットのPCプレート > フォーム > PCB > フォーム
という形になっており、スポンジっぽいガスケットでマウントされています。

しっかり調音されているので不快な音は出ず、
Thockyな音で、柔らかい感触です。

打鍵音/打鍵感

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まずは打鍵音を動画でご確認ください!

スイッチのトップアウト音が少し気になるものの、
PBTのキーキャップがそれをある程度抑えていて、心地よいThockyサウンドです。

スイッチがロングスプリングかつ、フレックスカットのプレートなので、
打鍵感が柔らかく、硬質なフィードバックがありません。

少々軸ブレが気になるものの、
タイピングであれば気にするほどではないです。

結論

今回はEPOMAKER EK21を細かくレビューしていきました。

6400円という低価格ながら、打鍵感/打鍵音にこだわりがみられ、
QMK/VIA対応でテンキーにも左手デバイスにもなれる、
コスパと実用性に優れたテンキー
だと思います。

打鍵感は柔らかく、音はミュートされて不快な音はなく、
心地よいThockyです。

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無線も対応しているので、置く場所に囚われないのもいいですね!

一方で質感は価格相応で、高級感はないです。
プラスチックって感じが強いです。

またミュートされてると言っても、不快な反響やノイズという意味であり、
音量はデフォルトスイッチだと結構出るので、そこを気にされる方は注意です。

商品リンク

ABOUT ME
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Device Reviwer / Composer / IT Engineer
本職はITエンジニア。 並行して作曲活動、デバイスレビュー、インテリアデザインなども行っております。 2024年より本格的にSNSにて、カスタムキーボード/デスク/ルームセットアップやデバイス関連のレビューの投稿をはじめ、暮らしを彩る情報を発信しております。 2025年に本ブログ「しとらするーむ」を開設。
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