キーボード

レトロな見た目とカスマイズ可能なスクリーンがかわいい!「EPOMAKER RT85」徹底レビュー

c1trus

はじめに

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こんにちは、c1trusです。

今回はEPOMAKERの新作メカニカルキーボード「RT85」を、
詳細レビューしていきます。

レトロな見た目と、遊び心のあるディスプレイやスティックを搭載した本製品ですが、
一体どのような商品となっているのでしょうか?

レビューにあたりEPOMAKER様から商品をご提供頂きました。
ありがとうございます!

主な仕様

主な仕様
  • 75% US配列
  • Tri-Mode(有線/BT/2.4GHz)接続対応で技適あり
  • Creamy Jade / Wisteria の高品質リニアスイッチ搭載
  • Double-shot PBTのキーキャップを採用
  • カスタマイズ可能なジョイスティック&DIYスクリーン
  • ガスケットマウントと5層吸音によるThockyな打鍵音
  • EPOMAKER Driver 対応(VIA非対応)
  • SOCD対応

機能について

ソフトウェア/ドライバー

EPOMAKER Driverに対応しており、
各種設定変更が可能となっております。

比較的自由に変更はできますが、QMK/VIAには非対応のため注意が必要。
Mod-Tapとかも非対応です。

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個人的にはVIA対応してれば最強だった…

キーリマップ

Keyboard settingsからキーリマップが可能です。
マクロやコンビネーション、キーの無効化などもできます。

キーや機能を選択してConfirmを選択すると設定が反映されます。

プロファイルも複数保存可能。

またAdvanced Key Settingsにて、最後優先入力のSOCDが設定可能です。
Snapy TappyやSnap-Tap等の類似機能ですね。

Fn Layer SettingsからFnレイヤーも同じくキーリマップが可能です。

赤で表示されているところは元々のシステムキー(BTデバイス切り替えなど)で、
キーリマップはできません。

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プロファイルは「通常レイヤー」と「Fnレイヤー」で別々のようなので注意!

ライティング

ライティングのエフェクト、明るさ、変化のスピードなどが調整できます。

レイヤーごとに設定することも可能。

ジョイスティックのライティングや画面横のライティングも、もちろん変更可能です。

画面

画面に表示する画像やアニメーションなどを設定、制作することが可能です。

画像やGIFのアップロードなんかも可能ですので、結構遊びがいがあります!

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試しにc1trusロゴを入れてみました、かわいい!
ただ色はちょっとズレがあるかも?

マクロ

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ライティング、画面のアニメーション、コンフィグ、マクロなどの設定を、
共有 & ダウンロードする機能です。

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ここで気に入ったものをダウンロードして利用してみるのも便利ですね!

ファームウェア

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使用前に必ずファームウェアとドライバーのアップデートをしておきましょう!

ハードウェアについて

接続方法

Tri-Mode接続対応です。

有線、2.4GHz、BTでの接続が可能となっており、
ショートカットキーで接続先デバイスの変更が可能です。

モードの切替は左上の可愛らしいノブで可能、
その下にドングル収納ができる用になっています。

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細かいところまでレトロさがあって、
非常に丁寧なプロダクトデザインなのが好印象!

バッテリー

8000mAh搭載なので、結構容量は大きめ。

カタログスペックでは、320時間(RGBオフ、スクリーンオフの場合)、
90時間(RGBオフ、スクリーンオンの場合)、24時間(RGBオン、スクリーンオンの場合)
となっています。

RGBオン、スクリーンオンだとかなり減りが早いので、
基本的には有線での接続をオススメします。

ケース

ABS製です。

レトロな雰囲気とマッチしてチープさや安物感はなく、
むしろこのケースのほうがコンセプトに合っていますね。

精度も良く品質面で気になるところはありません。

チルトは裏面で2段階調整可能。
チルトなしを含めると5度、6.7度、10度で調整可能です。

重量は1kgで、タイピングでずれるようなことはありません。

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キーボードは重ければ重いほど良いですからね(思想)

メディアキー系

キーキャップ

PBTのダブルショット採用。厚さは実測で1.5mmです。
品質は良く、適度にサラサラでテカリにくく、長時間使用しても不快感もないです。

適度な厚みがあるので、Thockyなチューニングに一役かっていますね。

キースイッチ

EPOMAKER Wisteria / Cremay Jade 2種類のリニアスイッチから選べます。

Creamy JadeWisteria
Actuation Force45±5gf38±5gf
Bottom-out Force50±5gf45±5gf
Pre-travel2.0±0.4mm2.0±0.4mm
Total Travel3.6±0.4mm3.6±0.4mm
StemPOKPOM + PTFE
HousingPC (Top) & PA66 (Bottom)PC (Top) & PA66 (Bottom)

大きな違いは荷重とステムの材質の違いとなります。

Wisteriaを所持しておりませんが、POKとPOMの差だと考えると、
Wisteriaのほうが丸めでThockyな音が出るかと思われます。

Creamy JadeもThockyな部類ですが、
POKステムなので少し明瞭で硬質な音がします。

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今回はCreamy Jadeモデルの提供ですので、
Creamy Jadeをレビューしていきます。

トラベルの実測値は3.8mm、スプリングは19.1mmのシングル、
ステムは13.2mmです。ルブはキレイにされています。

ロングスプリング、ロングステムなので、
荷重が少し軽く感じ、底打ちも少々柔らかめになっていますね。

内部構造

poronやシリコンのフォーム、ソケットのフォーム、PETシートなど
至れりつくせりのミュート構造になっています。

PCBガスケットとなっており、
PCプレートとPCBはフレックスカット採用です。

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エントリー価格帯では良質なClackyサウンドを鳴らすことが難しいため、各社流行りのThockyサウンドチューニングで最近のデファクトスタンダードと呼べる構成ですね!

しっかりフレックスカットになっています

スペースバーは共鳴防止にフォームがついてますが、
取り外しも簡単なので、ご自身で調整可能です。

プレートマウントスタビライザー採用でルブはしっかりされていますが、
全体的にちょっと潤滑量が多いので、可能なら少し拭き取ってあげても良いかも

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ちょっとスタビライザーの反応が悪いキーがありました

打鍵音/打鍵感

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まずは動画で打鍵音をご確認ください!

以前レビューさせていただいた、G84と非常に近い打鍵音と打鍵感です。

搭載されているCreamy Jadeの質の高いThockyなサウンドが、
本体のミュート構造と合わさってコトコトサウンドを生み出しています。

キースイッチのところでも述べましたが、
多少の軸ブレはあるものの、擦過音やバネ鳴きがないです。

ファクトリールブの一貫性も高いので、
個体差を感じさせないのも非常にポイントが高い
です。

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エントリー価格帯で、キーボード沼に人を浸からせるのに十分すぎるクオリティ

マイナスポイントになりえるのは、プラスチックな響きはやはりするので、
高級感のあるサウンドに慣れてる人からすると少しチープかも。

結論

今回はEPOMAKER RT85を詳細にレビューしました。

1万円前半のエントリー価格帯に求められる品質を十二分に満たしており、
デザインもコンセプトが一貫しており好印象です。

RT85に限らずEPOMAKERのスイッチは、
低価格ながらも工場出荷品質が高く、
毎度価格以上の価値があると感じています。

品質の高いThockyサウンドを鳴らしてくれます。

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スイッチだけ別に買って持っておいても損なし!

スクリーンやジョイスティックのカスタマイズがあるからか、
QMK/VIAに非対応でキーリマップの汎用性にかけるのがマイナスポイント。

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そういった点ではG84のほうが優秀

デザイン性やコンセプトを大事にしたいのであればRT85を選んで損はないですし、
日常使いでキーマップにこだわりがある場合はG84のほうがあってるかも

では!

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ABOUT ME
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Device Reviwer / Composer / IT Engineer
本職はITエンジニア。 並行して作曲活動、デバイスレビュー、インテリアデザインなども行っております。 2024年より本格的にSNSにて、カスタムキーボード/デスク/ルームセットアップやデバイス関連のレビューの投稿をはじめ、暮らしを彩る情報を発信しております。 2025年に本ブログ「しとらするーむ」を開設。
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