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ゲーミングUSBハブ!?「HM Lab ZNEO」購入レビュー

c1trus

はじめに

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こんにちは、c1trusです!

今回は噂のゲーミング向けUSBハブ、HM Lab ZNEOを購入したので、
詳細にレビューしていきます。

まず8kHポーリングレート対応というのは、
どういう意味なのかを考えてから製品を見ていきましょう!

8kHzポーリングレートに必要な伝送速度や帯域幅について

8,000Hzのポーリングレートに必要なデータ量は
パケットサイズによって異なりますが、通常は非常に小さいはずです。

数十バイトから100バイト程度と仮定しても、
USB2.0の480Mbpsを超えることはあり得ないでしょう。

つまり、USB2.0の帯域幅や速度が
8kポーリングレートのボトルネックになることは、
基本的に起こり得ない
ということです。

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USB3.0や4.0が主流になるような時代ですから、
基本的にどんなUSBでも問題はないはずです。

8kHzポーリングレートデバイスのボトルネックについて

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では、8kHzポーリングレート時のボトルネックは何が考えられるでしょうか?

大きく3つあると考えています。

CPUの処理能力

8KHzポーリングレートのデバイスは
1秒間に8,000回PCにデータを送信するため、
CPUが1秒間に8,000回デバイスからの入力を処理する必要があります。

高頻度のI/O処理が必要となるためCPU使用率が上昇し、
結果としてフレームレートの低下などを招きます。

電力消費

ワイヤレスデバイスの場合は、
ポーリングレートが1000Hzから8000Hzに上がると、
デバイスとPC間での通信頻度が飛躍的に増えるため、
バッテリー消費に大きな影響を与えます。

有線デバイスの場合は、
USBポートから供給される電力が増加します。

PC全体の消費電力から見ればわずかですが、
USBハブや一部のマザーボードのUSBポートでは、
デバイスへの電力供給が不安定になる
ことも考えられます。

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ラピトリキーボード接続してたら、頻繁にWindowsの接続解除と
接続の音が鳴ったことがある人も結構いるのではないでしょうか?

これは接続不良の場合もありますが、
多くは安定した電力供給ができず発生していることでしょう。

信号のジッターやノイズ

高ポーリングレートのデバイスは、
非常に短い間隔でデータを送信します。

そういった場合、
信号のジッターやノイズの影響をデバイスは受けやすくなります。

一般的なUSBハブは、複数のデバイスからの信号をまとめて処理するため、
これらの信号が互いに干渉し、不安定になる
ことがあります。

HM Lab ZNEO の存在意義

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まず…スペックシートだけを見ると、
HM Lab ZNEOだけの優位性はあまりないと思います。

USB2.0は多くの市販USBハブがクリアしている条件ですし、
電力供給もバスパワーではなく独立給電できるモデルであれば、
安定して給電できる
でしょう。

  • 高級感のある金属ケース
  • カスタマイズ可能なディスプレイ
  • RGB制御
  • Webドライバー対応

こういった見た目やユーテリティの部分が主な優位性にスペックシート上は見えます。

ここからは完全に憶測ですが、KIBUのサイトには
「無線通信と分離され、互いに干渉しない」
という文言が記載
されています。

これは、「デバイス間の信号の干渉を防いだり
PCへの割り込み処理に対して何らかの効率化を図っている」
可能性が考えられる
文言かなと思っています。

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可能であればHemu側へ確認し記事を更新しますが、
こういった処理を行っているのであれば、
他のUSBハブとは一線を画した、
ゲーミングUSBハブと呼べるかもしれません。

ハードウェア

アルミ合金筐体で、高級感のある見た目に仕上がっています。
デザインもシンプルでかっこいいですね!

初期ではスクリーンに電圧や電流の表示などがグラフィカルに表示され、
デバイスオタクは心がくすぐられることでしょう。

USB2.0のUSBハブとなっています。

PC接続用アップストリームポート、デバイス用ポートが3つ(TypeC*2,TypeA*1)、
独立電力供給用ポートの5ポート構成です。

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電力供給が足りない場合はアラートが表示されたり非常に親切ですね!

ソフトウェア

なんとこのUSBハブ、Webドライバー対応です。
HM64Zとかと同じドライバーになります。

接続したらまずこちらから日本語か英語にしておきましょう!

スクリーンに表示されている電圧や電流値がグラフで確認できます。

画面の表示を好きな画像に変えたりすることも可能です。

設定画面からは、RGBや画面表示のスライドショー切り替え、画面の明るさ/向き、
ジェスチャー機能などの設定が可能です。

またSIGNALRGBというフリーソフトから、
ライティングを細かく制御することも可能となっています。

まとめ

今回はHM LabのゲーミングUSBハブ
「HM Lab ZNEO」を詳細にレビューしました。

良く分からずなんとなくやっている方も多いと思いますので、

  • 「USBハブにゲーミングデバイスつないでいいの?」
  • 「8kポーリングレート対応ってなに?」

など、この記事を読んでいただければ解決するとともに、
ZNEOや独立給電可能なUSBハブの重要性が理解できるかと思います。

個人的にも諸事情であまり電力が安定しない構成でデバイスを使用していましたが、
意図せず接続が切れることが今のところ無くなりました。

ZNEO自体の優位性は少し謎な部分もありますが、
品質が高く、所有欲の満たされるハブであることは間違いないです。

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FPSする方は持っててマジで損はないです!

では!

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ABOUT ME
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Device Reviwer / Composer / IT Engineer
本職はITエンジニア。 並行して作曲活動、デバイスレビュー、インテリアデザインなども行っております。 2024年より本格的にSNSにて、カスタムキーボード/デスク/ルームセットアップやデバイス関連のレビューの投稿をはじめ、暮らしを彩る情報を発信しております。 2025年に本ブログ「しとらするーむ」を開設。
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