【PR】待望のVIA/2.4gHz対応!Lofree Flow2 先行レビュー


Lofree Japan様からLofree Flow2 84をご提供頂きました!

大人気ロープロ「Flow」「Flow Lite」の後継で、待望のQMK/VIA対応でMod-Tap可能、2.4GHz追加でトライモードでの接続に対応した本機を詳しく見ていきましょう。
商品リンク
※日本サイト「Lofree Japan」で販売の際は、クーポンコード「c1trus」で10%OFFできるはずですので、その際にはリンクを更新させていただきます。
https://www.lofree.co/ja/pages/flow-2
仕様

Lofree Flow,Flow Liteで改善の声が多かった点が多数改善されていて好印象ですね!実際の使用で良いところも悪いところも見えてきたので、次項からじっくり見ていきましょう。
機能面について
VIA/キーリマップ
今回よりQMK/VIAに対応しました。
VIAは対応しているキーボードのキーリマップが可能なソフトだと思ってください。
Web版のVIAはこちら

Webドライバーにアクセスしたら、上部にある歯車のマークをクリックし、「Show Design Tab」をONにしましょう。

Design Tabに移動し「Load Draft Definition」の「Load」をクリックしてFlow2のjsonファイルを選択しましょう。

発売前なので現在jsonファイルは公開されていませんが、発売後に公式サイトで公開されると思います。

jsonを選択するとHIDデバイスへの接続を要求があるとおもうので、Flow2を選択して接続しましょう。

Design Tabの「Shown Keyboard Definition」からFlow2を選択しておきましょう。
ここまでやって上部のキーボードマークのTabをクリックすると、Flow2のキーマップが表示され、自由にキーの配置を変更することができるようになります。

あとはご自身がお好きな配置に変更して使用を開始しましょう!
Mod-Tap


Mod-Tapは短押しと長押しアクションを変えることができる機能です。
Flow2で使用可能になったことで、特にキー数が少ないモデルで非常に便利になりました。
私は左Altに「短押し英語切り替え、長押しAlt」、右Altに「短押し日本語切り替え、長押しAlt」を割り当てることでMac風の変換を実装しています。英字配列だと2つのキーでIME切り替えをする必要があることが多いので、この設定がおすすめです。
設定方法はMAST DESIGNさんのこちらの記事が分かりやすいので大変おすすめです。

いつも記事ピン留めして設定入れてます!
接続方法
Tri-Mode対応で2.4GHz、BT、有線での接続が可能です。2.4GHz、有線ではポーリングレート1000Hz対応です。
2.4GHzはドングルでペアリング、BTは3台のマルチポイント対応なので、4台のデバイスをショートカットキー(Fn+1,2,3,4)で接続切り替え可能です。
ショートカットキーもVIAに対応したことで、どこにでも割り当てることが可能です。

Win,Mac,iPadなど複数デバイスを行き来される方はこれ1台でシームレスな運用が可能となりますね。
ハードウェア面について
バッテリー
3,000mAh搭載で前世代よりも容量が向上しています。
重量
3モデルで604g/745g/870gです。
薄型設計で重量もタブレット程度なので持ち運びやすいです。
特に68キーの65%モデルは個人的にかなり持ち運びに適していると思います。
ケース
アルミニウム製でミニマルなデザイン、非常に美しい見た目をしていて高級感があり作りも非常に良いです。Macとの親和性も高い。
ケースの機能性として、可動式ティルトレッグで2段階の角度調整が可能なのと、右側のタッチサイドバーで音量などのマルチメディア操作が可能となっています。タッチバーは誤操作防止にロックを掛けることも可能です。

ただ多くの人が言及している点ではありますが、右側にタッチバー・バッテリー・ドーターボード(USB差し込み口)があるのがマイナスなポイントかなと思います。


左側だったら解決してたかも・・・
L字コネクタでないとマウス操作がしにくいのと、ケーブルの取り回しも良くないです。
ただ思想的にL字の純正ケーブルが付属してくることを鑑みると、
充電時以外はワイヤレスで使用することが前提なのかなと思います。
Flow2のような軽量ロープロキーボードは持ち運びのしやすさ、場所を選ばず質の良いキーボードを使いたい!という需要に対してのアンサーだと個人的には思います。必ずしも完全に欠点かと言われると微妙かなと思います。

Magic Mouseみたいな欠陥では決してない…(ゴホッ
キーキャップ

PBTとPCのダブルショットとなっています。
厚さは1.2mm。
肌触りは良く長時間のタイピングも快適で、品質は良好です。
PCが素材に入ることで打鍵音が少し硬質で、高めな成分が混ざるようになっていますね。
キースイッチ



リニアのSuffer/タクタイルのPulse/静音リニアのVoidの3種類のスイッチから選べます。
すべてLofreeとKailhの共同開発した新スイッチとなっております。
今回提供いただいたのはリニアのSufferモデルですが、歴代のGhostやSpecterと比べて軽めのClackyサウンドで心地よく軸の安定性が高いと感じました。
少しルブの個体差によるノイズや薄っぺらさを感じる部分はあり、トップアウトの音も少し目立つため、Thockyでクリーミーな前世代的なものを求めるのであれば少し予想外のサウンドと打鍵感かもしれません。

好みの問題ですが個人的には前世代のスイッチをFlow2に搭載すると神になりました!!!
内部構造

長いSlicone Damping Padを使用したクラシカルなガスケットマウントを採用。
Slicone Sandwitch Pad, Switch Foam, PETDamping SheetがプレートとPCBの間に挟まっていてミュートされる構造になっており、PCBの裏側にFoamが貼ってあり更に吸音されています。
金属的な反響などはなく、ミュートされたThockyなチューニングがされていると感じます。



打鍵音/打鍵感

打鍵音の動画をご覧ください!
いかがでしたでしょうか?
Flow,Flow Liteに比べて、ミュートされつつも軽めな心地よいClackyサウンドとなっていますね。好きです。
スイッチのところでも述べましたが、軽快な心地よさが癖になる良さでありつつ、少しルブの個体差によるノイズや薄っぺらさを感じる部分はあります。
打鍵感は少し重いと言われることが多かったFlowと比べて軽く、程よい硬さと反発で早いタイピングも無理なくこなせる優等生だと思います。

以前Flow Lite,Flow Lite JIS,MQ80,Kick75など話題のロープロファイルキーボードのレビューを行っているので是非比較して参考にしてみてくださいね!
結論
やはり、待望のQMK/VIA対応でMod-Tap可能、
2.4GHz追加でトライモードでの接続に対応した点が非常に便利です。
キーリマップが自由で多機能、接続もショートカットですぐ切り替えられます。
こういった利便性はFlowのようなコンセプトのキーボードでは打鍵感や打鍵音よりも大事なことだと個人的に思います。
ただ利便性を鑑みるのであれば右側にすべて端子やタッチバーなどを集約した点は少しマイナスになるかな…とは感じました。ただ本文でも述べたように大きな欠点にはならないかと。
打鍵音や打鍵感は良好ですが、FlowのようなThockyさを求めるのであればスイッチを変更することをオススメします。

惜しい点もありますが、Flowシリーズでは最高の出来だと思います…!