キーボード

独自の機構とスイッチで打鍵感が良すぎるハイエンド磁気キーボード「DrunkDeer A75 Ultra」

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独自のサスペンション機能とスイッチが話題のDrunkDeer A75 Ultraを購入したので早速レビューしていきます!

機能面について

Webドライバー対応

Webドライバー対応となっており、こちらから各種設定が可能です。

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Beta版のWeb Driverにアクセスして、最新のファームウェアにアップデートしないと、A75 Ultraのフル機能設定ができなかったので注意です!

日本語設定もできますが翻訳がイマイチ分かりづらいので、今回は英語で進めていきます!

Set Action Point

所謂アクチュエーションポイントの設定です。WASD、All Keyなど自身の設定したいキーの設定を変更しましょう。

アクチェーションポイント(AP)

「どこまで押し込むとキーが反応するか」と認識してください。キーが反応するまでの距離になり、浅ければ浅いほど当然キーの反応は早くなりますが、誤動作の元にもなりますので自分にあった設定を見つけましょう。

A75 Ultraでは0.005mm単位で調整が可能で、最短は0.01mmとなります。

Rapid Trigger Mode

メイン機能とも言えるラピッドトリガーの各種設定やON/OFFが設定できます。

A75 Ultraは他の磁気キーボードと異なり、RTの設定が少し特殊で2パターンの設定方法が可能です。

ラピッドトリガーとは?

キーが反応しなくなるまでの距離と再度反応するまでの距離が設定できる機能です。短ければ短いほどキーの入力が早く切れるので、VALORANTなどのストッピングが早くなり有利になったりします。

RT Match

  • Extreme、Competitive、Standardの3つのモードが存在
  • 具体的なRT設定値が3つのモードごとに決まっているわけではなく、AIアルゴリズムでユーザーの入力パターンに合わせてRTの挙動を調整し、動的に決定
  • 温度や磁場の変化を測定し、高精度を保つことができるように設計されている
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3段階の強さで、キーボードが勝手にいい感じにRTを設定してくれる!と理解しておけばよいでしょう

3つのモードのコンセプトは以下となっています。

  • Standardは、タイピングとゲームを両立
  • Competitiveは、競技性の高いゲーム、特にFPSゲームなどで最大限のパフォーマンスを引き出すためのモードで、よりアグレッシブなラピッドトリガーの挙動を提供
  • Extremeは、最もアグレッシブなラピッドトリガー設定で、最高レベルの応答性と感度を追求

といった感じになっています。

使用してみた体感値でしか無いですが、

  • StandardはAP1.0-1.5mm/RT0.1-0.2mm
  • CompetitiveはAP0.5-1.0mm/RT0.05mm-0.1mm
  • ExtremeはAP0.1-0.5mm/RT0.01mm-0.05mm

ぐらいの挙動を感じます。

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CompetitiveとExtremeは体感できる差はありますが、どちらかというとAPの差を感じるかもしれません。RTはインゲームではあまり分からないぐらいの差のように思います。

どのモードも入力切れは発生しておらず、かなり快適に使用できています。

RT Manual Settings

こちらが他のキーボードと同等のRT設定です。自身の好みの設定をしていくパターンですね!

Set Action Point

上で説明したものと同じです。

Key Sensivity Settings

こちらがRTのリセットポイントとアクティブポイントの設定になります。Release Resetが離し、Press to activateが再度反応するまでの距離です。

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A75 Ultraは0.01mm-2.0mmの間、0.005mm単位で設定が可能です!

Release Dual-Triger

RTキーのリセットポイントに、別のキーをバインドすることが可能です。

キーを離す瞬間に別のキーを入力する(Aを離した瞬間にDが入力されるなど)ことで、FPS/TPSゲームでの素早いカウンターストレイフや移動の慣性打ち消しに特化しています。平たく言うと自動逆キーストッピングが実現されます。

DKSやSOCDとRTを組み合わせたような機能になり、現状同等の機能があるのは、NuPhyのHyper-Tapのみかと思います。

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CS2などの一部タイトルでは使用が推奨されていないのでご注意を!

Last-Win

最後入力優先のSOCD機能になります。
Super-Tap、Snappy-Tappyなどの各社機能と同等の機能です。

SOCDの設定が効く範囲などが設定できるようにもなっています。

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最後に入力されたキーが優先されるので、FPSにおいてはレレレが早くなり有利になります!ヒーローシューター系では重宝されますね!

プロファイル設定

ゲームごとやタイピングなど複数の設定プロファイルを保存することができ、
デフォルトでは、Fn2(Menu)+1,2,3,4でプロファイル切り替えを行うことができます。

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ラピッドトリガー対応キーボードでは、このプロファイル切り替えは必須級です!ゲーム時の設定だとタイピング時にかなり誤作動することが多くなるためです。

キーリマップ

レイヤーは3層+Knobとなっており、変更したいキーを選んで好きなキーを設定することが可能となっております。

キーリマップはラピトリなどとは別のプロファイルで、数種類の設定を保存することが可能となっています。

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ただこのラピトリとキーリマップのプロファイルが別なのが曲者で、連動して切り替わるわけではなく、完全に別物です。なのでゲームのときだけマッピングを変えるような運用をされる方は注意が必要です!

ライティング

光り方の種類と色、明るさをこちらにて設定可能です。

ハードウェア面について

キーキャップ

実測値1.2mmのDouble-shot ABS Cherry profileを採用しています。
PBTのモデルが多い中でABSは珍しいですが、個人的には高めの音が出るので好みです。

品質はストック品であれば高い方で十分なものだとは思いますが、
もう少し分厚いものを採用したほうが音の面で良かったかなと感じます。

キースイッチ

RAESHA製のQIAN Switchが採用されていて、KS20互換となります。

センターマグネットデザインを採用しており、キーキャップを押す位置に左右されず一貫した動作と、ブレの少ない安定したキーストロークを実現することを目指したスイッチです。

Total Travel 4.0 ± 0.2 mm /Operatinf Force 35 ± 10 gf でゲーミングとしては標準的なリニアです。

実際0.01mmRTでも入力切れは今まで一度も起こっておらず、非常に高い精度だと感じます。

音や打鍵感に関して後述の項目の動画をご覧いただければ分かるかと思いますが、
Clackyよりで雑音もなく、天付き音も適度に押さえられていて、磁気スイッチの中でもトップクラスです。出荷時のルブの質もよく、非常にスムーズなタイピングが可能です。

ステムは10.8mm
しっかりルブも丁寧にされている
17.1mm Single-Stageのスプリングを採用
長めなので打鍵が柔らかめ
ボトムハウジング
トップハウジング

軸ブレはほとんど無く、非常にタイトですね!

ケース / マウント

ケースはフルアルミを採用。重量もしっかりあり、高級感もあり、質が高いです。

チルトはゴム足を取り替えるスタイルで二段階調整可能。

また独自の機能として、フローティングサスペンションという機構を採用しており、打鍵時に数か所のスプリングがクッションになることで快適な打鍵感と打鍵音をもたらしてくれます。

サスペンションあり
サスペンションなし
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サスペンションありだとかなり沈み込んでいますね!
コレにより衝撃が吸収され、打鍵音と打鍵感に変化が生まれます。

裏側の三角になっているとこを押し込めたり引いたりすることでこの機構をロックして沈み込まないようにすることも可能です。

ロック状態
ロック解除

打鍵音 / 打鍵感

サスペンションあり

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音がいい!!!!!!!

サスペンションありだと非常に打鍵感が柔らかく、スムーズなタイピングができ心地よいです。音もClackyよりですが雑味がなく、非常にクリアで心地よいサウンドです。

サスペンションなし

サスペンションなしだと、音が少し硬く高めになったのがわかりますでしょうか?
なしでも打鍵感は悪くなることはなく良好で、少し硬質だが嫌味な硬さは全くありません。

音に関しても好みの範疇で、どちらも良好なClackyサウンドです。

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ゲーム時に沈み込むのが苦手な方はOFF、タイピング時のみONみたいな使い方もいいかもしれません!ちなみにON/OFFどちらでもRTの精度は安定していて変わらないので、好みで大丈夫です。

結論

初心者からハイエンド志向の方まで納得できる、まさにコレ1台あればそうそう困らない磁気キーボードを体現できていると感じました。

設定があまり理解できない人でもなんとなくで使えるユーテリティ、細かく設定できるマニュアルさもあり、動作も非常に安定しています。

昨今の磁気キーボード界隈はスペック戦争が激化した後、性能面での成長限界が来ている印象を受けます。そんな中で、WootingやDrunkDeerはとにかくユーテリティの利便性や動作の安定性が良く、非常にユーザーフレンドリーな印象を受けます。一時期は性能で遅れをとっていましたが、A75 Ultraはハイエンドな性能に追いつき、使いやすさも相まって個人的には非常に好印象です。もちろん微妙に感じる部分も複数あり言及したものの、致命的な点は見当たらないです。

価格は219ドルで日本円だと3万円前後と少し値は張りますが、
コレ一つで大体解決すると思えば非常に良い投資になるかなと思います。

では

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ABOUT ME
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Device Reviwer / Composer / IT Engineer
本職はITエンジニア。 並行して作曲活動、デバイスレビュー、インテリアデザインなども行っております。 2024年より本格的にSNSにて、カスタムキーボード/デスク/ルームセットアップやデバイス関連のレビューの投稿をはじめ、暮らしを彩る情報を発信しております。 2025年に本ブログ「しとらするーむ」を開設。
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