【PR】見た目だけじゃない!中身もしっかりした両コスパキーボード「Gravastar Mercury K1 Lite」



Gravastar様より、メカニカルキーボード「Mercury K1 Lite Transpearent Black」をご提供頂きました!
イケイケな見た目に反して、しっかりとした作りで需要を押さえた75%メカニカルキーボードだったので、詳細にレビューしていきます。
仕様
機能面について
Windowsのみローカル版の専用ソフトウェアがあり各種設定が可能です。
Macユーザーの方はWindowsで設定をして保存するか、キーバインドを変更するソフトウェアを併用することが必要となります。
ゲーミングキーボードという位置づけではありますが、
Macへの切り替えもついているので、今後の対応が期待されます。

Webドライバー、VIAにも非対応なので注意が必要です!
キーバインド設定

キーを選択して任意の機能を割り当てることが可能です。
Fnレイヤーは2層、タップというMod-Tapみたいなことが設定できるレイヤーが1つ用意されています。
キーだけでなく、マウス操作やマクロ、ショートカットキーなど様々な機能を割り当てることができます。

一度設定すればキーボードだけで色んな操作ができるようになりますので、設定しておくことをオススメします!





僕はタップを使用して左右Altに「Ctrl + Space」を割り当てることで、
短押しでE/Jの言語切替、長押しでAltを実装して使用しています。
自身の好みに合わせてカスタムしていきましょう。
ライティング
様々なライティング機能があります。

こちらでエフェクトのパターンや色、明るさや変化の速度などを設定し、右下の矢印ボタンで適用します。

また個性的なライティング機能もあり、こちらはゲームや音楽などの音声に合わせてライティング変化する機能となっています。
パターンを選んで色/明るさなどを設定し、「開く」を押すと、音声に合わせてライティングするようになります。

開く?みたいに日本語が少し怪しいところがあるので、英語設定のほうが分かりやすいかもしれません。
マクロ

こちらでマクロの設定ができます。
マインクラフトでなにか放置作業をさせたい!とか、自動化したい作業がある場合にマクロを組んでキーバインドしておくことが可能になっています。
設定プロファイル

ハードウェア面について
バッテリー
4,000mAhのバッテリー容量を有し、ライトオフで235時間程度持ちます(公称値)。
ライトオフなら1日8時間使用でも1ヶ月近く持つ計算になるので、
気づいた時に充電すれば充電切れの心配はありません。
背面スイッチ/接続形式
背面に有線、2.4GHz、BTの選択スイッチとWin/Macの切り替えスイッチがあります。

背面に物理スイッチがあり切り替えるタイプは非常に利便性が高いと思っています。ショートカットキー切り替えを設定したり覚えたりする必要もなく直感的かつデザインも損ないにくいです!
裏面(チルト、ドングル収納)

背面はドングル収納と、チルトスタンドとなっています。
チルトは無しと、2段階チルトスタンドの3段階となっており、お好みに合わせて利用できます。

ドングル収納が出っ張らない配置になっており、しっかりデザインに配慮しつつ利便性もあるので好印象です。
重量
公称値850gです。
重くはないですが、タイピングなどでずれることは稀でなので、据え置きとして十分な重量感だと思います。
ケース
このキーボードで一番特徴的なデザインをしている部分です。素材はPCでできており、加工のクオリティも高く綺麗です。一部軋みが気になる部分もあったりしますが、通常使用で問題になるような部分ではないと思います。
デザインは好みが分かれるとは思いますが、背面にまでGravastarの世界観が統一されながら、クオリティも担保されている点は評価できるポイントだと思います。
キーキャップ

ケースと同じく素材はPCでできています。厚さは1.5mm。
クオリティは十分で、キーキャップのせいで音が悪くなるようなことはないでしょう。
表面が無加工のPCなので人によっては滑りづらく、タイピングしづらい場合はあると思います。
キースイッチ

GravastarとBSUNの共同開発リニアスイッチを採用しています。
素材構成はボトムハウジングがNylon、トップハウジングがPC、ステムがPOMの非常にクラシカルな構成です。Operating Force 40gf、3.6mmトラベルの標準的なリニアスイッチです。
工場でのルブも良く、非常に滑らかで鳴りのいいスイッチです。さすがはBSUN!
軸ブレはちょっと大きめなので、気になる方はいるかなと思います。

スイッチ単体で販売してほしいです!!!w
内部構造
PCプレート > Poronサンドイッチフォーム > IXPE フォーム > PET > PCB > Poronフォーム > シリコンフォームとなっており、プレートガスケットマウントを採用。



かなりフォームが大量に入っていていますね。
PCBおよびプレートは、フレックスカットとなっており本来は柔らかい打鍵感を生み出すものなのですが…先述の通りフォームが詰められていることによって硬めかつ、コトコトした音、打鍵感になる構造です。



フレックスカットとは、基盤やプレートに切り込みをわざと入れることで硬さを取り除く手法のことです。
ガスケットマウントを採用しているので、トップマウントやトレイマウントより衝撃が吸収できる前提だとは思いますが、ちょっとちぐはぐさは感じます。
とはいえ調整された音が悪いわけではなく、好みの方も多いと思いますので、
下の打鍵音比較を是非視聴してみてください!

最近のエントリー価格帯のキーボードはK1 Liteと同じくフレックスカットを採用しつつ分厚いフォームでギチギチに固める構造をよく採用しているように思います。
コレをやるならフレックスカットはあまり意味がないのではないか?と個人的には思います。

プレートマウントスタビライザーの精度は悪くなく、しっかりルブもされているので、嫌な金属音が発生することもないです。
打鍵音
添付の動画をご覧ください。箱出しの状態と、分解して中身のフォームを抜いたものとの比較になります。

いかがでしたでしょうか?マイクの性質上もう少し音は低いですが、どちらも好みの範疇でいい音だと感じます。
結論

惜しい点もいくつかありますが、1万円前半でこの程度のクオリティと機能性を有したキーボードが手に入るのには、かなり意義があると思わせてくれるキーボードでした。
もう少し予算が出せるのであれば、Shortcut Studio Bridge75やWOBKEY Rainy75なども選択肢に入れていいと思いますが、個性的な見た目や世界観/ライティング機能は唯一無二です。
また搭載されているBSUNと共同開発したリニアスイッチが非常にポイントが高く、このスイッチを手に入れるという観点で購入しても損はないかなと思いました。
